ポールリカール

1976年12月3日ポールリカールでおこなわれたF1テストディに姿をあらわした、
ニュータイレルP34。
76年型と違い流麗なカウルに覆われている。
フロントトレッドはやや拡大された。
またブレーキ配分コントロール装置(これはテストディ始めに現れたロニーピーターソン仕様の76年型にも装着されていた。ダッシュボードにつけられ第1〜4車軸のブレーキ配分を調整するシステムだと思われる)
この結果デパイユがコースレコードを記録した。




テストディ仕様のディテールとして、フロントノーズにあるelfのeが補強リブにかかっている。


上と同じ写真を少し上面からみた図、後のGPで貼られるGOODYEARのロゴとラインが無い。ところがよく見てみるとセンターのリブを挟んで左右1個ずつ、ノーズのリップ部分にGOOD YEARのロゴが入っている。


左右のelfが小型タイプ。


上と同じ写真を逆側から見た図。


アッパーカウルのNASAダクトでエアをとりいれるためスポンジがコクピット周辺に張り巡らされている。


内部のディティールは、フロントトレッドの拡大とスタビライザーの移動、ニューカウル取り付け金具の増設。 シート上面は形状が大幅変更。ロールバーも完全に作り替えられた。リヤブレーキ冷却システムもダクトからホースへと変更、ウイング支柱と翼端板も形状が変更されている。

サイドラジエーターも移動のためスペーサーがつけられた。


テストディ始めに現れたロニーピーターソン仕様の76年型。ゼッケン3の車にピーターソンのネームがいれられた。


この76年型仕様、シンプルな角型メーターが装着されていた。


ピーターソンファンの方はこの写真を参考に76年型仕様を制作してみるのもおもしろいだろう。